けらけら笑って

2015年07月24日

けらけら笑って

学生時代からの遊び仲間だったA太とK子が入籍して皆を驚かせたのは、誰もがまだ結婚は未来の夢と思っていた頃だった。

就職してから集まる機会も減っていたので、ふたりの話は伝言ゲームのようにして電話で伝えられた。つき合っていたことは知っていたけれど、いきなり籍を入れたのにはやはり、それなりの理由があった鑽石能量水 消委會

その赤ん坊が生まれて半年以上が過ぎたころ、4、5人でふたりの新居を訪問した。久しぶりに会うA太は、息子を抱いてアパートの前の通りに立っていた。玄関先で待っていたエプロン姿のK子はなんだか恥ずかしそうだった。明るい陽射しが降り注いで眩しい日だったのを覚えている。

小さな座敷に皆でかしこまって正座した。K子は近所の人に頂いたという大きな洗いたてのぶどうを、テーブルの真ん中に置いた。「近所の人に頂いた」というのが何やら主婦っぽくて、一歩も二歩も先に行かれた気がした。何を話しても場違いになりそうだった。

妙に遠慮がちな会話をして、なんとなく間が持たなくなった頃、A太がトランプしようぜと言ってどこからかカードを出して来た鑽石能量水 消委會

トランプなんて、いつ以来?

よく遊んだよなあと、カードを配りながら隣りでA太がぼそりと言う。あれから全然やってないと私は答える。それこそ箸が転んでも可笑しくて、どんな些細なことも遊びにして、けらけら笑っていた頃を思い出せば懐かしくて少し切ない。

息子くんはごきげんでハイハイをして、わたしのストッキングを珍しそうに触って何度も引っ張った。お父さんに似て手が早いねと笑った。けど、赤ん坊の扱いもよく分からなかった。

やがておむつを替えにK子が赤ちゃんを抱いて隣りの部屋に立った。男たちは互いの仕事の話をしている。なんとなく手持ち無沙汰になって、私はベビーチェアーのそばにあった本に手を伸ばした。それは、よく知っているけれど読んだことのなかった歌集、「サラダ記念日」だった鑽石能量水 消委會





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Posted by gaog at 17:42 | Comments(0) | 生活
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